生理前から体調が優れない人はPMSの可能性も

(画像=『Lovely』より引用)
生理前になると調子が悪くなる…もしかすると「PMS(月経前症候群)」が原因なのかもしれません。PMSというのは症状や発症するタイミングが不安定でケアしにくく、重症化すると心が不安定になりやすいPMDD(月経前不快気分障害)になる人もいます。
ここでは、PMSが働く女性に対してどんな影響を与えるのか見ていきましょう。
「ホルモンケア推進プロジェクト」が行ったインターネット調査で、「PMSによってマイナスになった労働力は、何%くらいだったと思いますか?」という仕事への影響度について質問を行ったところ、平均40.7%という結果になりました。
理由としては、仕事上でのストレスコントロールが困難だったと感じている女性が多いようですね。それ以外にも注意力が散漫になった、仕事をやり終えるのが難しくなったという声も挙がっています。
業務に支障が出るだけでなく、PMSが原因で管理職や責任ある立場を辞退したという人も少なくありません。女性にとってさまざまな身体的・精神的症状が、社会進出の妨げになっているといえるでしょう。
続いて、「PMSがつらくて仕事を休むことがありますか?」という質問を行ったところ、約3割の女性が「仕事を休む月がある」と回答しました。また、「PMSが原因で辞めようと悩んだことがある」と答えた人は40%という結果に。
症状が辛くて休みたい場合でも、「仕事が忙しくて生理休暇が取りにくい」「男性ばかりの職場で言うのが恥ずかしい」と思って我慢する女性も多いようです。上司や同僚になかなか理解してもらえず、休むことに責任を感じて会社を辞めてしまうケースもあります。